Subject : リポ酸
カテゴリー : 話題のことば > ビタミン
リポ酸
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リポ酸は、チオクト酸、アルファリポイック酸(α-lipoic acid)とも呼ばれ、
肝臓や、発酵食品にも、含まれている。リポ酸は、腸内細菌によっても、
生成されるので、欠乏症は、通常、生じない。
リポ酸は、肝臓における脂肪酸のβ酸化を抑制し、血中の遊離脂肪酸や、中性脂肪が、上昇するという。
α-リポ酸(α-lipoic acid)は、ピルビン酸がアセチル-CoAになる代謝(Pyruvate dehydrogenaseが関与する)や、α-ケトグルタル酸がスクシニル-CoAになる代謝(α-ketoglutarate dehydrogenaseaが関与する)において、ビタミンB1(Thiamine)、ビタミンB2、パントテン酸、CoA、FAD、NADなどと共に、補酵素として、アセチル基(CH3-C=O〜)の転移に関与し、α-ケト酸の酸化的脱炭酸を、促進させる(酢酸の生成や、TCA回路の代謝が、促進される)。
α-リポ酸の別名はチオクト酸です。多数の酵素の補助因子として欠かせない光学活性のある有機化合物である。この分子はカルボキシル基と環状のジスルフィドを含んでいる。生物学上で重要なのはR体の方である。α-リポ酸の酸化体はβ-リポ酸、還元体はジヒドロリポ酸である。
α-リポ酸は好気性生物の代謝、特にクエン酸回路のピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体(PDC)の補因子としての役割を持つ。α-リポ酸はアシル基もしくはメチルアミンを2-オキソ酸デヒドロゲナーゼ(2-OADH)とグリシンデカルボキシラーゼ複合体(GCV)のそれぞれに運搬する。
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