Subject   : お茶の種類と特徴

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 お茶の種類と特徴
緑茶に多量に含まれる カテキン類には、強い抗酸化作用のほか、 突然変異抑制作用や発癌抑制作用が認められています。
その作用機序の一つとして、ヒドロキシラジカル(・OH)やスーパーオキシラジカル(LOO・)などの活性酸素種をカテキン類が 直接消去することで、発癌の原因の1つであるDNA酸化障害を 減少させることが明らかにされています。しかし、緑茶を飲用する程度の微量なカテキン類の摂取でなぜ 発癌抑制効果が見られるのかその機構は完全には解明されていません。
 緑茶カテキンは活性酸素種を直接消去するだけでなく、・OHに よって引き起こされて酸化DNAに対して、電子を受け取ることにより 障害を素早く取り除きDNAを化学修復するという方法によっても DNAを障害から防御しており、そのため緑茶カテキンはフラボノイド類の 中でも強い発癌抑制活性を持つとされています。

種類 コメント
緑茶 最初に蒸すか、炊熱することにより、酵素が失活されているため、生の茶葉の成分が酵素によって変化することなく、そのまま残っています。
煎茶 4月〜5月にかけて最初に摘み取られたお茶
番茶 煎茶を製造する際に得られた堅い葉や茎、さらには夏以降に延びた葉や茎を材料にしています。2番目・3番目に採れたお茶
焙茶
ほうじちゃ
番茶や煎茶を強火で炒り、香ばしい香りを出したもので、食後の茶に好まれる。
玉露 遮光栽培で得られる柔らかい葉が用いられています。
冠せ茶
かぶせちゃ
栽培に手間のかかる玉露を簡略化したお茶。遮光率・遮光期間が玉露と比較すると短いですか、渋みの少ない旨みのある風味が特徴
抹茶 日光を避けて育て、蒸したのち葉脈を取り除き乾燥させたもの(碾茶)を石うすで挽き、粉にしたもので、主に茶道に使われる。
玉緑茶 九州や静岡の一部で作られるお茶で、荒茶工程の精揉工程を省くため、形が丸く仕上がります。渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴のお茶です。別名、グリ茶ともいいます。
釜炒り製玉緑茶 鉄製の釜で茶葉を炒って仕上げたもので、丸い形。
炒った香りが特徴。主に九州地方で作られている。
粉茶 お茶を作る過程で粉末化した茶葉を選別したものです。きりっとした苦みの濃厚な味わいで、お寿司屋さんの「あがり」としても知られています。
茎茶 製造過程で出る茎や葉柄の部分を集めて作られ、青々とした香りと若々しいシャープな味わいが特徴です
玄米茶 番茶や煎茶に高圧で炒った米などを混ぜたもの

一般に茶は、湯に浸出した液を飲んでいるため、不溶性のものは茶葉に 残ったままです。これに比べ抹茶は茶葉を食べることになり、茶葉に含まれる不溶性の ビタミンEポリフェノール類、 食物繊維など、茶の成分をすべて利用していることになります。

他にも緑茶には、カフェイン(苦味の成分)やビタミンC、γ-アミノ酪酸(旨みの成分) なども含まれています。
 ⇒ 健康茶の薬効
 ⇒ 紅茶

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