Subject  : かぜと類似した症状と病気

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 かぜと類似した症状と病気
 かぜは種々の病原体で起こる呼吸器の急性炎症性疾患の総称で、一般に冬季に地域的流行がみられ、1〜2週間の潜伏期の後発症し、鼻汁、咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状に発熱、頭痛などの全身症状を伴ない、多くの場合は1週間前後で治癒に至る疾患群です。「ただのかぜだろう」と自己判断していると大変なことになることもあります。

病型 メモ
普通感冒 最も頻度が高く、ライノウィルス、パラインフルエンザ、コロなウィルス等色々なウィルスで起こりうる。
インフルエンザ 他の疾患に比較し発熱や全身倦怠感等の全身症状が著明。大きくA型、B型、C型の3タイプに分かれ、大流行を起こすのはA型
咽頭炎 アデノウィルスより起こることが多く、咽頭痛、中等度の発熱を認めることが多い。連鎖球菌などの細菌が関与している事がある。晩冬から初夏にかけて流行する。
咽頭結膜炎  主にアデノウィルスによって発生する。咽頭炎と結膜炎を合併する事が特徴で、高熱と全身倦怠感等の著明な全身症状を伴なうことがあります。小児に多く見られ、夏季に流行すると一般に『プール熱』と呼ばれる。
クループ 急性喉頭咽頭炎で多くは小児に見られ、気道狭窄を起こし呼吸困難、嗄声が出現します。発熱は軽度。主としてパラインフルエンザウィルスが原因。
気管支炎 強く持続する咳が特徴で、咳、痰と共に種々の程度の発熱を認めます。ウィルスに由来する場合以外にマイコプラズマや細菌感染が原因であることも多い
異型肺炎 咳、痰など下気道症状が激しく、種々の程度の発熱を認める。ウィルスに由来する事もあるが、マイコプラズマが原因である場合が多い。
肺炎 咳、痰等の呼吸器症状と高熱に引き続き呼吸困難、顔色不良、胸痛が出現する。RSウィルスやその他のウィルスにより起こる。
アレルギー性鼻炎 くしゃみ・鼻汁・鼻閉等のかぜ症候群類似の症状が認められるが、経過、好発時期、後発場所、既往歴、家族歴等から鑑別できます。
細菌性咽頭炎 特に連鎖球菌による咽頭炎の場合は、強い咽頭痛、嚥下痛、発熱、場合によっては扁桃腺表面に白色の白班(膿苔)を認めます。
敗血症・菌血症 急激な発症、悪寒を伴なう発熱、頻脈、呼吸回数の増加、場合によっては意識障害を認め、しばしばショックに至ります。
肺結核 かぜ症状に伴ない発症する事が多く、血痰、や喀血を認めることが有り、倦怠感、疲労感、食欲不振などの全身症状が主である事もあります。
急性肝炎 急性肝炎、特にA型肝炎では急な発熱、全身倦怠感、食欲不振等インフルエンザ類似の症状が出現します。
伝染性単核球症 かぜ症候群の症状に加え、全身のリンパ節の腫脹が認められます。
細菌性肺炎 高熱、悪寒、喀痰の増加、胸痛、呼吸困難が出現します。
腎盂腎炎 発熱、悪寒、全身倦怠感に加え患側の背部痛で発症し、頻尿、排尿時痛を伴なう事があります。

 ⇒ かぜ症候群(普通感冒)

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