Subject : ネットワークインターフェイス層
カテゴリー : インターネット・通信 > TCP/IP
ネットワーク・インターフェイス層
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TCP/IPのネットワークインターフェイス層は、上位層のインターネット層
から受け取ったデータをネットワークの物理的な媒体に送り出すための処理を
行います。
ネットワークインターフェイス層は、データ・リンク層あるいはリンク層と
呼ばれています。
ネットワークインターフェイス層に含まれる代表的なプロトコルは、
LANの規格として利用されているIEEE802.3です。
IEEE802.3は、データのやり取りをするための論理的な規定と、ケーブルの
電気特性などの物理的な規定が定められています。
TCP/IPの3つの層を通過した送信するデータは、
IPパケットのかたちで
LANカードに渡されます。LANカードは、送信先のコンピュータの
通信経路上にあるルータの送信先などの情報をフレームヘッダとして、
IPパケットの先頭部分に付加します。
このようにして生成されたフレームヘッダとIPパケットのデータのかたまりは、
MAC(Media Access Control)フレームといいます。
このとき、MACフレームの作成は、LANカードのMACチップが行います。
MACフレームは、LANカードによって電気信号に変換されて、ケーブルに
送り出されます。
MACフレームには、送信先の機器を特定するための
MACアドレスが書き込まれる
ことで、MACフレームは、通信経路上にある次のルータへ送信されます。
ネットワーク上のルータなどの機器は、ARP(Address Resolution Protocol)
テーブルという、それぞれの機器が所有しているIPアドレスの情報に対応する
MACアドレスの一覧表を持っています。このARPテーブルを参照することで、
送信先のMACアドレスを知ることができます。
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