炎症に関与する物質
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炎症に関与する物質
炎症刺激による一連の反応(血管透過性亢進、白血球の活性化、走化性による遊走、など)は、炎症に関する細胞によって産生され遊離された様々な化学物質(因子)が介在して起きていることが知られています。
血漿ないし細胞から局所的に産生される仲介物質には細胞由来の物質と血漿に由来する物質があります。細胞由来の物質には前もって細胞内に顆粒として分画されているものと新たに合成される物質があります
- ● 前もって作られている分泌顆粒内仲介物質とその供給源
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細胞由来物質 |
供給源 |
ヒスタミン |
肥満細胞、好塩基球、血小板
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セロトニン |
血小板
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リソソーム酵素 |
好中球、マクロファージ
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- ● 新たに合成される物質とその供給源
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アスピリンを代表とする消炎鎮痛剤(NSAIDs)の作用点は炎症性物質であるプロスタグランジンの生合成の抑制です。
ですから、これらの消炎鎮痛剤を服用すると、胃でのプロスタグランジンの働きも抑えられて、胃潰瘍になる可能性があります。
【参考】 http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~byouri2/