Subject   : Fc-α受容体

カテゴリー  : 学術情報 > 生化学


 Fc-α受容体
 FcαRI(またはCD89)と呼ばれるFcαRサブグループに属するFc受容体は1つだけです。

FcαRIは、好中球、好酸球、単球、一部のマクロファージ(クッパー細胞を含む)、および一部の樹状細胞の表面に見られます。これは、2つの細胞外Ig様ドメインで構成され、免疫グロブリンスーパーファミリーと多鎖免疫認識受容体(MIRR)ファミリーの両方のメンバーです。これは、2つのFcRγシグナル伝達鎖と結合することによってシグナルを伝達します。別の受容体もIgAに結合できますが、 IgM と呼ばれる別の抗体に対してより高い親和性があります。

この受容体はFc-alpha / mu受容体(Fcα/μR)と呼ばれ、I型膜貫通タンパク質です。細胞外部分に1つのIg様ドメインがあり、このFc受容体は免疫グロブリンスーパーファミリーのメンバーでもあります。

<出典:Wikipedia>

 ■ Fc領域 (fragment crystallizable region)
 Fc領域 (fragment crystallizable region) 抗体の一部分。L鎖と結合せずH鎖同士結合している部分(抗体のY字の棒の部分)。免疫細胞のFc受容体に結合する。Fc領域は他の免疫システムを呼び寄せるのに欠かせず、補体あるいはマクロファージやキラーT細胞といった攻撃能力の高い細胞は抗体のFc領域を認識し、抗体が捕らえた相手に作用する(CDC作用・ADCC作用と呼ぶ)。一方で、Fc領域を除いたH鎖とL鎖が結合している部分のフラグメントをFabと呼ぶ。

 ⇒ 免疫グロブリン

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