Subject   : チロシン

カテゴリー  : 話題のことば > アミノ酸


 チロシン
チロシンはたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。
不足すると、食べ物の正常な代謝ができなくなります。 そうすると、脳の機能や行動にも障害がおこります。
チロシンは脳を覚醒させる神経伝達物質の原料となり、脳や神経の 働きを活発にして、記憶力や集中力を高めるといわれています。
チロシンはタンパク質に含まれるアミノ酸の一つで神経物質に効き、 脳を活性化させてドーパミン とかノルアドレナリンとかの 神経伝達物物質 をつくり出すため 「やる気」を出させる働きがあると言われています。
チロシンはうつ病、痴ほう症、パーキンソン病の予防と回復に効果が あるといわれ、その他細胞の老化を抑えたり、高コレステロール改善の 働きも持ちます。
チロシンは大豆の中では、 他のアミノ酸と結合して、たんぱく質の形で存在します。 一方、納豆は煮た大豆を発酵させて作りますが、たんぱく質は 発酵により、グルシンやチロシンなどのアミノ酸に分解されています。 チロシンは水に溶けにくいため、一定の濃度を超えると析出 (液体から固体が分かれて出てくる現象)し、納豆の表面に 白い粉状に見えることがあります。 これは、みそやチーズにも見られる現象です。

◆ チロシンの効果があると思われるもの
老化 / 痴呆症 / うつ病 /
◆ チロシンが含まれる食品例
チーズ / タラコ / しらす干し / たけのこ / 落花生 / 大豆

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