Subject  : 脳に関連する病気

カテゴリー: 健康・医療情報 


 脳に関連する病気
脳にはたくさんの血管があり、脳細胞は、これらの血管から酸素や栄養素を供給されています。これらの血管のどこかが詰まったり出血したりして、脳の組織の一部に障害が起こり、半身麻痺などの症状が現れる病気を、脳血管障害といいます。
脳卒中は、脳血管障害が突然起こる場合で、発症のしかたによって、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などに分けられます。脳血管性認知症も、脳血管の血液の流れが悪くなって、認知症症状が現れてくるものです。ほかに、頭を打ったあと1〜3ヶ月してから、血腫(出血したあとにできた血液のかたまり)が脳を圧迫して、頭痛や手足の麻痺などの症状が現れてくる 慢性硬膜下血腫などの病気があります。

病名 メモ
脳梗塞 脳動脈がつまり(閉塞し)脳の一部が死んでしまう病気
脳血栓症 動脈硬化を基盤にして脳の動脈内に血栓が形成され血管が閉塞する
病気です。悪化と小康状態を繰り返しながら段階的に多発性脳梗塞へと
進行してしまいます。
脳塞栓症 心臓疾患(心臓弁膜症・心筋梗塞・細菌性心内膜炎・心房細動など)
に由来する血栓が脳の血管に運ばれて脳内で詰まる病気で突発性の病気です。
脳出血 脳にある脆くなった血管が高血圧や動脈硬化などを原因に破れて出血
し、血液が脳に侵入して脳機能に対して障害を与える病気です。
くも膜下出血 クモ膜下膣に出血がおこり、髄膜が強く刺激されてしまう病気です。
前触れなくおこり、突然の強烈な頭痛がおこります。
パーキンソン病 経細胞の変性によりドーパミン産生が減少し起こる疾患。
脳幹、大脳基底核を中心として大脳皮質までを含めた範囲で病的な変化が及び、運動障害を起こす
てんかん 脳の細胞に異常な興奮が発生し、突然意識をなくしてしまったり、
体が痙攣したり、舌をかんでしまったり、失禁してしまったりといった
てんかん特有の発作を起す病気です。
認知症 老化による認知症(老人ぼけ)の場合、自分が認知症状態にあることが
理解できるのに対し、認知症(脳血管性認知症)の場合は判断や理解に
ついても障害がある
アルツハイマー病 老人班というシミができ、脳に炎症が起きて神経細胞が死滅すること
により脳機能が低下するもの
脳萎縮 脳の容積の減少をきたし、通常は独立した疾患ではなく非常に多くの
原因により発生する脳の病気
筋萎縮性側策硬化症
(ALS)
筋肉のピクツキから始まり手足が動かなくなり嚥下麻痺、発声不能、
呼吸困難などの筋力低下が全身に及ぶ病気
脳脊髄液減少症 交通事故やスポーツなどによる衝撃で脳をおおう硬膜に穴があくと、
脳と脊髄の周囲を循環している脳脊髄液が漏れて脳の位置が下がり、
頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れる
片頭痛 脈を打つようなずきんずきんという頭痛。片側にも、両側にも起こる
ことがある。発作性に生じるが、一度生じると4時間から72時間持続する
のが一般的である
ウイルス性脳炎 ヘルペスウイルス科、日本脳炎、ロタウイルス、エンテロウイルスA71型、D68型、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルス、風疹ウイルスなどがある
日本脳炎 主にコガアカイエカにより媒介され、日本脳炎ウイルスによって
起こるウイルス感染症のこと。人から人への感染はない
ゆさぶられっこ症候群 2歳以下(ほとんどが6ヵ月以下)の乳幼児の頭部を激しくゆさぶると
頭蓋内出血や脳損傷を引き起こし、精神遅滞や視力障害、さらには
死を招くケースもある症状
インフルエンザ脳症 インフルエンザをきっかけにして発生する脳症のことを指す。
主に6歳以下の小児が発症する
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD) プリオン病の一種で、プリオンという特異な感染因子が脳や脊髄
などに沈着し、脳組織がスポンジ状に変性するもの。
失語症 脳の言語領域の損傷により話し言葉や書き言葉などのを理解表現
する能力が失われる病気。

 ⇒ 

[メニューへ戻る]  [カテゴリー一覧]  [HOMEへ戻る]  [前のページに戻る]