喘息症状を引き起こす気道の反応は、アレルギーの 反応が知られています。
アレルギーの反応には、”IgE”と呼ばれる抗体 (免疫グロブリン) が主役をなしています。ダニなどのアレルゲンが 入ってくると、ダニに対して反応する IgE(特異IgE)が結合し、免疫に関する細胞(肥満細胞)から次の免疫反応を 起こさせる化学物質(ヒスタミン)などが大量に放出されます。これが先の喘息症状を もたらす気道反応を起こす事になるのです。
喘息症状を引き起こす気道の反応は、アレルギー以外にもさまざまなものが原因が あります。 天候の変化、大気汚染(特に ディーゼル排気微粒子(DEP))、運動、お薬、タバコの煙、 ストレス、風邪などの感染症など多数あげられます。
アレルギーは喘息と強く関わっているとされていますが、それは原因の一つで喘息の発症には、 さまざまな原因が複雑に絡み合っていると考えられています。ですから 様々ある喘息の薬の効果と使い方には充分注意する必要が あります。
子供の喘息は、統計によれば、20人に1人とされています。男子と女子 では1.5:1で男子に多く、都会化された地区でかつ南日本ほど喘息の子供の割合は高く なっているそうです。
子供の喘息の発病は、1〜2歳までは、風邪症状にゼイゼイが伴う状況が時々みられ、 2〜5歳頃に、咳や熱の症状なくゼイゼイが出現して喘息と診断されるようになる場合が 多いようですが、12〜15歳頃で60〜80%が自然に治癒していくそうです。 うちの子供は2歳で発病し、15歳でも時々喘息症状が見られます。
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