Subject : 頭痛
カテゴリー: 健康・医療情報 >
頭痛
-
頭痛は誰でもが経験するよく見られる症状ですが、殆どは軽くてすぐに治るものです。しかし、稀に命に関わるほどの恐い頭痛があります。
- ■ 恐い頭痛:症候性頭痛
-
「恐い頭痛」の中で比較的多く見られるのが
「くも膜下出血」です。この病気の特徴は前触れもなく突然激しい頭痛が起こることです。症状が重い時は嘔吐や気を失うこともあります。原因は脳血管の動脈瘤の破裂によるもので、一刻も早く脳外科を受診してください。
次に「脳腫瘍」ですが、この場合は持続性で
徐々に進行していくのが特徴です。そして朝眼がさめた時が一番頭痛がひどく、「早朝頭痛」といわれるほどです。脳腫瘍が大きくなるにつれ、手足の痺(しび)れや麻痺、てんかんのような発作、更に言語障害など脳神経症状がでるようになります。これらの症状は全て腫瘍による圧迫症状です。
次に「髄膜炎」です。
この頭痛は持続性ですが発熱と項部硬直(こうぶこうちょく)、つまり首筋が硬く硬直して痛くて首が容易に廻らなくなります。
他にも、脳内出血、外傷性頭蓋内出血
次は命に関わるほどの重病ではありませんが
「緑内障」があります。手遅れになると失明することがありますので、すぐに専門医を受診してください。
- ■ 恐くない頭痛:機能性頭痛
-
「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」が代表的な頭痛です。この頭痛の原因には、職場の環境の変化、睡眠不足、ストレス、疲労、肩こり、激しい運動などが比較的多く、更に特定の飲食物、例えば「アルコール、チョコレート、コーヒー、氷水」などにより誘発される場合もあります。またほかの頭蓋骨、頚部、耳、目、鼻、歯などの異常から誘導される頭痛も多く見られます。
機能性頭痛は、脳それ自身には痛みは無いということ、又頭痛の原因は頭蓋骨の中にあるとは限らないという特徴があります。機能性頭痛の代表的なものに筋収縮性頭痛があります。後頭部や首筋の筋肉がこり、血液の循環が悪くなって起こるものです。頭皮の下や頭の中の太い血管が拡がったり収縮したりして、ズキズキといった拍動性の痛みを血管性頭痛や、偏頭痛でありながら頭痛のある側の顔が赤くなり、汗をかいて鼻づまりや涙が出る群発頭痛もこのグループに入ります。
⇒
慢性頭痛
[メニューへ戻る]
[HOMEへ戻る]
[前のページに戻る]