Subject : アミノ酸の一文字略号
カテゴリー : 学術情報 > 生化学
アミノ酸の一文字略号
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アミノ酸の一文字表記は、基本は先頭の一文字をとっています。
アルギニンはA「R」ginine で二文字目のR、
フェニルアラニンはPでなく発音のフェニル…から「F」です。
チロシンはT「Y」rosine でYを、トリプトファンは
三文字略語のTRPのR,Pも使われているので使われていない文字としてYの二つ前のWを割り振りました。
(一つ前の「X」は不明のものを表す場合があるので避けた)
リシンはLの一つ前の「K」を割り振りました。
アスパラギンはAsparagi「N」e でNを、
アスパラギン酸はAspartic Aci「D」でDをそれぞれ割り振りました。
グルタミン酸はアスパラギン酸と似た酸性アミノ酸なので、
Dの次の「E」を割り振り、グルタミンはこれも他で使われていない
文字の「Q」を割り振りました。
- ■ 『N501Y』変異ウイルスとは
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『N501Y』は、スパイクタンパク質の501番目が従来のアミノ酸N(アスパラギン)から、アミノ酸Y(チロシン)に置き換わったことを意味します。『E484K』変異を持つウイルスとは、484番目がE(グルタミン酸)から、K(リシン)に置き換わっている変異ウイルスという意味です。
⇒
タンパク質の構造
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