最近話題の生活関連用語 (→ その他の用語集)
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あ行
- IgE抗体:
- 5つある抗体のクラスのなかでアレルギー反応に密接に関わる抗体。
- アナフィラキシー・ショック:
-
- アレルギー:
- 有る種の抗原に感作されている生体に、再度同じ抗原が入った場合に強い反応性を示す状態をいう。
気管支喘息、スギ花粉症、じんましんなどが代表的。
- アレルゲン: allergen
- アレルギーの原因となる物質のこと。
喘息のアレルゲンはほとんどが空気中に漂っている小さなほこりに含まれ、吸い込むことで
アレルギーを起すので吸入アレルゲンとよばれる。
- エコマーク商品:
- 環境を汚さずに使える、環境を改善できる、捨てても環境を汚しにくい商品として、
エコマーク表示が認定された商品。
- エッセンシャルオイル:
- ハーブなどの植物から抽出された揮発性の高い芳香物質(精油)であり、
香料、化粧品、入浴剤などに広く利用されています。
これらの香りは神経を安らげたり気分をすっきりさせる作用があり、
アロマテラピー(芳香療法)として親しまれています。
- EPA(エリコサペンタエンサン):
- 青魚に多く含まれるEPAは、免疫力の働きを正常にするもの。
動物性脂質を摂り過ぎて過剰反応してしまう免疫機能をEPAは正常に戻してくれる。
- エンドクリン破壊物質:
- ホルモンの働きに干渉し妨害する工業化学物質。ダイオキシン
やPCBなど生殖面の健康における悪影響が憂慮されている。
- 温室効果ガス:
- 地表面からの赤外線は、宇宙に熱を逃がして地球を冷ましていますが、
この赤外線を通しにくい種類のガス(二酸化炭素、水蒸気、フロンなど)を
温室効果ガスといいます。
この水蒸気や炭酸ガスが、温室のガラスと似た作用をして気温が上がります。
か行
- 化学物質過敏症:
-
- カテキン:
- お茶に多く含まれる物質。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンが、個人の持つ抵抗力の器以上になり溢れ出しそうになると、
それを吸い取る調整力があると言われている。また癌予防にも効果があると言われている。
- 活性酸素:
- 酸化力が強く、 化学反応を起こしやすい酸素分子で、
細胞を傷つけたり、過酸化脂質を作ったりして、動脈硬化や組織の炎症を起こす原因になる物質です。
- 花粉症様病態:
- 花粉を吸い込むことで、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目の充血などの反応がでる病気を花粉症と呼ぶ。
実験動物を用いて同様の病態がでたとき花粉症様病態とよぶ。
- カロチノイド:
- 生物界に広く分布する黄・橙・赤色の脂溶性色素を総称してカロチノイド
(カロテノイド)という。その中のカロテン類は、抗酸化作用が注目されている。
- キシリトール:
- シラカバやカシなどの樹からとれる天然甘味料。
虫歯の原因となるミュータンス菌を減少させ、プラーク(歯垢)をとれやすくする効果が
あるそうです。
- 環境ホルモン:
- 内分泌、すなわちホルモンの働きを撹乱(破壊)する物質。ダイオキシンなど
- 交感神経:
- 自律神経は交感神経と副交感神経からなり、一時的なストレス反応が起こるときには交感神経活動の亢進がみられる。
より慢性的なストレス状態を評価する簡便な方法は十分知られていないが、安静時の心拍変動(心拍間隔のわずかなゆらぎ)
を利用してこれを定量的に評価することを試みている。
- 抗原:
- 免疫系が認識して反応を惹起する因子で、アレルギーを引き起こす物質です。ヘルパーT細胞に抗原の情報を提示することを、抗原提示といい、
それを行う細胞を抗原提示細胞といい、マクロファージ、B細胞、樹状細胞などがあります。
- 抗体:
- B細胞によって産生されるもので、Y字型をしています。身体の細胞内に侵入してきたウイルスを狙い直接攻撃する、重要な働きをしています。B細胞は、地球上のどんな病原体が入ってきても対応できるよう、1千万種以上の抗体を作り出すことができます。
- 好中球:
- 好中球は、細菌や真菌(カビ)などの異物を処理し、免疫機能において重要な役割を担っています。
傷口ができると、すぐに好中球が傷口に集まり病原体を食べ、破壊(殺菌)。破壊後は膿となって体の外へ。
- 骨髄(こつずい):
- 骨髄とは、骨の中にある血液の細胞を作る組織です。
血液のおもな細胞には赤血球、白血球、血小板などがありますが、これらの細胞は骨のなかにある「骨髄」で造られています。胸や腰の骨の内部にあり、ゼリー状の組織です。この中に赤血球や白血球などを作る造血幹細胞という細胞が含まれています。
- ゴマリグナン:
- ゴマに含まれるリグナン類を総称してゴマリグナンという。リグナンとは水溶性食物繊維の一種で、顕花植物の茎や根、種子などに配糖体や遊離の状態で存在する。ゴマの種子には、セサミン、セサミノール、セサモール、セサモリノール、セサモリンなどのリグナン類が含まれ、いずれも抗酸化作用を持つ。
さ行
- サイリウム:
- オオバコ科の植物の種皮で、水溶性と不溶性の両方の
食物繊維を含んでいるのが特徴です。不溶性の食物繊維は水分を含むと胃の中で膨らむため、摂取すると満腹感を得られます。また、腸の働きを活発にし腸の中で有害物質などを吸収して排出させるという働きもあります。
- サプリメント:
- 栄養補助食品。
- 酸化的ストレス:
- 多種多様な生命現象において酸素フリーラジカルや励起状態の酸素分子種及び
無機化合物が重要な役割を果たしている。
このような系において酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ、生体を酸化傾向にもたらす
化学的あるいは物理的因子をいう。また、生体の酸化的状態を指すこともある。
薬物、毒物の作用や毒性発現機序の中にもフリーラジカル生成や脂質過酸化反応を
介するものがいくつかあり、その投与は酸化的ストレス負荷状態をもたらす。
- ステロイド:
- 副腎皮質より分泌されるホルモンを化学的に合成したもので,
強力な抗炎症作用があります。
- ステロイド軟膏:
- 湿疹,皮膚炎等の皮膚疾患に非常に良く効きます。長期間使用すると副作用として、
細菌,真菌に対する皮膚の抵抗力の低下をきたし、皮膚を薄くさせます。血管拡張により、
顔中まっ赤になることもあるそうです。
- スラグ:
- ごみの焼却残灰を溶かして作られる砂状の物質。建設材料への利用が考えらている。
- 接触性皮膚過敏症:
- ハプテン等の抗原が皮膚から入ることによっておこる遅延型過敏反応(
T細胞依存性のIV型のアレルギー反応)の一種。
- 喘息(ぜんそく):
-
た行
- 大腸がん:
-
- タウリン:
- 貝に多く含まれるアミノ酸。血中コレステロールが高い場合には、タウリンが肝臓
でのコレステロールの分解を促進し、そして排泄を増やすことによって血中コレステロールを
下げる働きがある。高血圧を防いだり、視力低下を防ぐ働きがあると言われている。
- ダイオキシン:
- きわめて毒性の強い有機塩素化合物。発がん性、催奇形性を有し、
遺伝子に多大な影響を与える。
- T細胞(Tリンパ球)
- 免疫担当細胞として機能し、また種々の免疫反応の調節において中心的役割を果たす
細胞集団。
- DEP:Diesel Exhaust Particles
- ディーゼルエンジン内の不完全燃焼が原因で発生する 直径2ミクロン以下の微粒子。
様々な健康被害の報告がされています。
- トリハロメタン:
- 塩素消毒副生成物で,水中に含まれる有機物と塩素が反応してできます。
- 動脈硬化症:
-
な行
- ナチュラルキラー細胞:
- 未感作の状態で種々の標的細胞に対して細胞傷害活性を持つ細胞。
- ナショナルトラスト:
- 地域住民や国民が寄金を出し合い,すぐれた自然,価値ある歴史的環境を保全しよう
とする活動。イギリスで発祥。
- 脳内モルヒネ:
- 脳から分泌される一種のホルモンで、その最も有効な成分は「βエンドルフィン」と呼ばれる。
この物質は、人の情緒を好転させ、老化を防ぎ、免疫力と自然治癒力を向上させる。
(春山茂雄氏著『脳内革命』)
は行
- 肥満細胞:
- 体中のはとんどの組織にあり、細胞表面にIgE抗体の結合部位をもちヒスタミンなどを
産生・放出する細胞。
- ppm : ( part(s) per million )
- 百万分率を表します。例えば 1000〔ppm〕= 1000/106= 0.1〔%〕
- PM2.5
- 大気汚染による健康被害の真犯人ともいわれる、ディーゼル車が吐き出す
ディーゼル排気微粒子(DEP)など、直径2.5ミクロン
(1ミクロンは1000分の1)以下の超微粒子のこと。
- 副腎皮質ホルモン軟膏:→ ステロイド軟膏
- フラボノイド:flavonoids
- フラボノイドは、植物に広く含まれる色素成分の総称で、主に野菜や果物
などから多くのものが発見されており、その数は4000種類以上もある。
フラボノイドは、大きく分けてフラボノール類、イソフラボン類、カテキン類
などがに分けられ、強力な抗酸化物質である。
- フリーラジカル:
- 不対電子を有する分子・原子の総称。細胞成分を酸化し、酸素障害を引き起こす
活性に富む酸素種である活性酸素の一部もフリー・ラジカルである。
- PETボトル:
- ポリエチレン・テレフタレート樹脂でつくられた容器。透明性があり、強度も比較的ある
ため飲料容器に広く使われている。炭素、酸素、水素の三種類だけから構成され、完全燃焼させれば、
炭酸ガスと水になり、有害なガスが出ない。
- β−グルカン:
- キノコに含まれる抗ガン活性を示す 高分子多糖体 であり、人間の免疫力を高める
効果があると言われている。
- ボツリヌス食中毒:
- ボツリヌス菌が 食品に付着、増殖して神経毒素を産生し、この神経毒素で汚染された
食品を経口摂取することで起こる毒素型の細菌性食中毒である。
ボツリヌス毒素は、現存する毒素の中で最も毒性が高いが、十分な呼吸管理 と抗血清により、
近年は致死率が低下している。
- ポリフェノール:Poliphenole
- ポリフェノールは、
フラボノール、
イソフラボン、タンニン、
カテキン、ケルセチン、
アントシアニンなど植物が光合成を行うときに
できる物質の総称。悪玉のLDLコレステロールの酸化を阻害し、高血圧、
動脈硬化および動脈硬化を原因とした脳血管障害、心臓病などを予防する。
ま行
- マクロファージ:
- アメーバー状の貪食細胞。体内の異物や老廃物を貪食消化して体外に排出する。
殺菌などの生体防御機能も担っている。
- マスト(肥満)細胞:
- 全身の組織に存在する。細胞質内の顆粒に炎症やアレルギー反応に関与する
ヒスタミン、ロイコトリエンなどのメディエーターを含む。
細胞表面にはIgE抗体に対する受容体を有し、この抗体の架橋により細胞内のメディエーター
を放出する。
- 免疫担当細胞:
- 抗体を産生したり、感作リンパ球を誘導したりするような、直接免疫に関与している細胞を免疫担当細胞といいます。この中には、リンパ球、マクロファージ、白血球(好中球、好酸球、好塩基球)があります。
や行
- 葉酸:Folic Acid
- ビタミンB群の仲間で、主な働きは赤血球の形成・成熟ですが、その他にも生体の組織形成や細胞の発育機能正常化などにも欠かせない栄養素です。
ら行
- ライフサイクルコスト:
- 1軒の家が生産されてから廃棄されるまでを通したト−タルコストのこと。
イニシャルコストにランニングコスト、廃棄コストを加えて耐用年数で割った費用。
初期コストが通常より多くなる高気密高断熱住宅では、耐久性の向上という観点から、
ライフサイクルコストは安くなると言われている。
- ラフィノース:
- ビート(砂糖大根)から作られるオリゴ糖で、
別名ビートオリゴ糖とも呼ばれます。消化酵素で消化されず腸まで届いて
ビフィズス菌の増殖を促します。腸の健康を整える他、免疫機能を向上させたり、アトピー性皮膚炎を改善させる作用も報告されています。また、虫歯や歯周病の原因となる口腔内のカンジダ菌を増殖抑制する作用もあり、歯周病、口内炎、口臭など口腔トラブルを予防・改善するそうです。
- ランゲルハンス細胞:
- 皮膚の上皮に存在する樹状様を呈する抗原提示細胞の一種。皮膚から侵入した抗原を
補足し、抹消のリンパ節でT細胞に提示する働きをする。
- リコピン:
- トマトに含まれる赤い色素。抗酸化物質で、人間の体に悪影響をもたらす活性酸素を
退治してくれるという物質。
- リスクアセスメント:
- 環境有害因子により生じる健康への悪影響の起きる確率(頻度)を健康リスクといい、
このリスクの程度を評価することを指す。
- 緑内障:
- 眼球内圧が上昇し、そのために視神経が損傷する(視神経の陥凹、萎縮)病態。視野の狭窄、視力の低下が起き、進行すると失明することがある。
- リンパ球:
- 血液中で直径8〜12マイクロメーターの球形をした大型の核を持つ細胞。
T細胞とB細胞がある。
花粉などの抗原や癌細胞に反応するのはこの細胞。
- レジオネラ:
- 淡水や土壌に生息する細菌。ビルの空調用冷却塔や、給水系などからの検出例が多い。
肺に入ると肺炎を起こし、劇症の場合発病から1週間で死亡することもある。
- レッドデータブック:
- 絶滅の恐れのある野生生物を選び出し、分布や生息状況を解説した資料集。
ニホンオオカミなどの「絶滅種」以下、緊急度の高い順に「絶滅危惧種」
「危急種」「希少種」、地域的に孤立していて保護すべき「地域個体群」に分類。
絶滅危惧種の大半は、種の保存法で「国内希少種」に指定され、捕獲禁止などの保護措置が
取られている。
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